出雲坂根スイッチバック

1997/10/26

 備後落合から北に三井野原をこえてゆくと、おろちループがあります。完全2重のかなり立派なループ橋です。
 そこを下ってゆくと、スイッチパックで有名なJR出雲 坂根駅があります。

 今回はここからスイッチバックに乗ってみることにしました。

 時間は、
  出雲坂根 13:25 発−備後落合 14:05 着
 そこから直ぐ引き返して
  備後落合 14:15 発−出雲坂根 14:55 着
 片道320円(大人)往復一時間半、ジーゼルの旅です。



 観光客が結構乗ってゆきます。
 バスのように整理券を取ってのります。降りるときは整理券をだしてお金を払うシステムです。
 車内には広告も下がっていて芸備線よりも都会っぽい!?

 坂根駅はそれ自体、スイッチバックの1つになっていて、ホームにはいった車両はそのまま引き返して今度は違うレールを上ってゆきます。

 杉林の間を通って行くと、レールは屋根の下に入っていってそこでいったん止まります。
 運転手さんが運転席からでてきて後ろの方に歩いてゆきます。
 そして、後ろの運転席に座ると今度は反対に走りだしました。



 一両編成のジーゼル列車は、ぐるっとおろちループの回りを大回りしてゆっくりと上ってゆきます。トンネルをいくつかくぐって、登り切ると橋を見下ろす見晴らしのいいところでゆっくりと徐行して、じっくり橋を見せてくれました。(これってサービス?それとも時間合わせ?)


 すぐに三井野原の駅につきます。ここは西日本で一番高いJRの駅なのだそうです。
 標識によると三井野原は分水嶺で727mなんだそうです。ちなみに坂根側は斐伊川につながって宍道湖に、備後落合側は西城川−江川につながって江津にそそぐ。

 川沿いに下ってゆくと備後落合につくと、すぐに庄原方面から岡山の新見に向かう列車に接続です。出雲坂根からやって来たお客さんの半分位が乗ってゆきました。備後落合から坂根に行く観光客も結構いました。

ばくっ!!  10分後にまた引き返してゆく列車にのって、今度は4人向かい合わせに座る席でちょっと遅いお昼ご飯を食べました。
 列車がトンネルを通ってゆくと落ち葉が後ろで巻き上がってゆきます。

 また、おろちループを迂回して出雲坂根に到着。あっという間の旅でした。

 出雲坂根は延命水というわき水が出ています。改札はないので勝手にホームに入ってそのわきにある水を汲んでもいいみたいです。
 けっこうポリタンクに汲んでゆくひともいます。

 帰り夕日の中で見た紅葉はとってもきれいでした。

延命水だよ 車からの景色

inserted by FC2 system