総領町 節分草祭
1997/03/02
3月2日、甲奴郡総領町で節分草祭が開催されました。
節分草は、こないだNHKTVでも紹介されていたのでちょっといってみました。
三次からだと、三良坂から東へ、車で30分くらいで到着します。
会場はリストアステーション(道の駅みたいな)
地元老人クラブ連合会が主管となってフリーマーケットが小じんまりと開催されてました。
100円の手作り水ギョウザはけっこう量もあって子供も喜んでたべていました。
コンニャクとかクッキー、漬物など地元の産物も出店されていました。
で、肝心の節分草はどんなところに咲いているのか。
リストアステーションから臨時のマイクロバスに近隣地区からやってきたご老人たちと一緒に乗ってゆくと、2本の杉がみごとな八幡宮でおろされました。
けっこう各地から集まってきていましたが、一眼レフをもって地べたにはいつくばって写真をとっているおじさんと、節分草ハイキングに参加した中年夫婦、おばさん集団といった人々がメインです。
八幡宮の横の民家の裏の山手に人がいっぱい集まっていました。そのあたりに咲いているみたいです。
さあいこうと、神社の横の草地をあるいていくと地面に竹が突き刺してあります。なんじゃろとみると根元に白い花がさいています。
どうやらこれが節分草みたいです。
写真をとっていると、おじさんが、こっちにええのがあるよと石垣を教えてくれました。なるほど石垣にも咲いています。
そこらじゅうで咲いているみたいです。
人がむらがっているところにいってみると、木の下に一斉に咲いています。
キンポウゲ科セツブンソウ属:花びらは白で5枚、黄色の花弁がポイントになっています。中央の白いのがおしべで青いのがめしべですって。
茎からはニンジンみたいなぎざぎざの葉がついていてその先に1つだけ花が咲いています。
こどもに”ふんじゃいけんよ”と注意していると、どこからか物知りおじさんがあらわれて説明がはじまりました。
なんでも節分草は地中深くにうまっている球根からはえてくるのだそうです。だから少々踏まれても大丈夫なんだそうです。
ぬいても取れるのは茎までなのですぐ枯れてしまうんだそうです。だから、もってかえるのならぐるっと回りをほって球根ごとにしなさい。ちなみに種を植えてもいいけど、花をつけるまでに4年もかかるんだそうです。(このひとは盗掘をすすめているのだらうか?)
人にふまれて抜けていた花をみると確かに10cm位の茎がすーっと伸びていましたので、球根はおそらく10cm位の地中に埋まっているみたいですね。
2月の中旬から3月中旬までが開花期ですので、見たい人はお早めに。
ちなみに、総領町は、現在リストアステーションの川向こうにセツブンソウ公園を造成中であり来年はそちらでも見れるようです。