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東城の桜の下見(庄原市東城町)

要害桜 梅が咲いていた

2011/04/14 hiroshimanikki


12:40 <遊YOUさろん東城>

岡山の醍醐桜の帰り、東城で中国自動車道を降りる。(どしても中国縦貫道といってしまうな)
目的は、東城にある巨大桜の下見だ。
満開の桜が見たいのではあるが、このあたりともなると、開花は一月は遅い。
お目当ての桜もまだつぼみだろう。

東城IC降りてすぐの「遊YOUさろん東城」で昼飯を取る。
日替わり800円は、とり唐揚げとサバの塩焼き等。よかった。
靴を脱いで胡坐でゆっくりできたのも助かった。





13:30 <竹屋饅頭本店>

次はお土産、ご存知、東城銘菓、竹屋饅頭。



箱に詰めてもらう間、お店の中の席に座ってまつ。
改めて店内を見ると、歴史を感じる立派なお店だ。



桜を見に行くというと、今年は寒かったのと雨が少ないことも重なって、開花は例年よりも一週間位遅れて、20日以降になるでしょう。ということ。
まだ咲いていないのはネットで確認していたが、雨が少ないのも影響するのか。



13:45 <森湯谷(もりゆだに)のエドヒガン>  地図  駐車場

さて、いよいよ現場確認に出発。
東城から道後山に北上する314号、旧道はすごい道だったが、今は町の西にバイパスができているのでずいぶん楽になった。
トンネルを抜けて橋を渡る。木材を満載したトラックがよけてくれるのを追い越して、森湯谷に向かう。
道に案内看板があるので、その通りに走る。道路はそれほど狭く無いので安心。
最後、ぐいっと左折して未舗装の坂を上ると駐車場があって、その向こうに立派な桜の木が見えた。



案内板。トイレもあって整備されている。




桜の根元と振り返った駐車場。10台以上はとめられそう。
あたりは水仙が一群咲いているだけで下草も茶色。まだまだ冬景色。




奥に階段がある。立派な手すりもついている。
これは登らなければなりません。




登りきると、田んぼに水がはってあった。結構深くない?
この田んぼの向こうから写真をとると水に桜が写っている構図になるようだ。
ちなみに、向こうに見るのは飯山。




よく見ると枝はほんのり紅色、つぼみが膨らんでいるのだろう。
目を凝らしてもひとつも咲いている花はなかった。
開花まではもう少し時間がかかりそうだ。




最後に全身写真をとった。見事な枝ぶりだ。
満開になるとさぞや美しいことだろう。





14:10 <小奴可(おぬか)の要害桜>  地図  駐車場

次はもう少し北にある要害桜。
案内によると森湯谷から裏道を通って3kmで行けるということ。
でも狭い道はいやなので、いったん314号に戻って、小奴可に北上する。

小奴可に入ると、やはり看板があるので、案内に沿って進む。
314から左折して、橋をわたる手前に駐車場があるということだったが、見逃した。
そのまま町に入って左折。狭い道をゆっくりと通ります。
ぐいっと山手に向かって右折。坂道を登ると、これまたでかい桜が見えてきた。
桜のすぐそばには車をとめるところはないので、そのまま少し登ってお墓の脇の空きスペースに止めた。
もう少し奥に駐車場があるようだったが、街中の道も狭いので、やはり手前の混雑時には駐車場にとめて歩いたほうがいいのだろう。




とことこ坂を下って、桜の近くまで歩く。
階段をのぼると水仙が咲いている畑から、少し高いところから桜を見ることができる。




この桜も立派ですねえ。




幹はうろが入っていたのか、コンクリで固めて補強してある。




こちらも枝の先にはつぼみがいっぱいついている。
先ほどの桜よりもつぼみは固そうだ。




道端の水仙。やはり季節は3月だ。




遠くの山の頂にはまだ雪が残っている。





14:40 <千鳥別尺(ちどりべっしゃく)のヤマザクラ>  地図  駐車場

さあ、最後は千鳥別尺。
小奴可駅横、県道446号を東進。この道、最初は狭いが途中広くなったり最後狭くなったり。いずれにしても距離は8km程度なのでゆっくり運転だ。

千鳥字別尺に到着。こちらからだと案内看板が無いので、県道12号まで抜ける。こっちは案内があった。
引き返して民家の脇の狭い道を進む。離合が難しいくらいなのでひやひや。
800mくらい進むと川の向こうの斜面にそれらしい木が見えました。

駐車場も見当たらないので、樹の直下まで車で乗り入れた。
(満開の時には、12号当たりにとめて歩くほうが無難か?)




こちらは咲く気配まったく無し。見てきた3本の大木の中でも一番開花は遅い。
近くの丘にはこぶし?の白い花がたくさん咲いていた。




案内解説を見るとこれはエドヒガンではなくて、普通のヤマザクラらしい。
が、ここまででかくなると普通とは言いがたい。





いやー、どの樹も立派だった。そして地元の人に大切にされている。
これだけの年月を経てこの地を見ている、というだけで、ありがたい、という気がしてくる。
ぜひとも満開のときに、また会いに来たいと思った。

しかし一方で、今年それがかなわずとも、いつか時が熟すときに、満開の花に出会えるのだろうな、とも思った。 一期一会


ということで東城の3本の桜の名木と別れ、西城経由で帰ることに。
もう一回狭い道を通って小奴可へ。




314をさらに北上。道後山が近くになってきた。
時刻は午後3時を回る。




西城の桜へ続く!



<データ>
庄原 観光情報サイト
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