震災支援フレンドリーマッチ(広島ビッグアーチ)
2011/03/19 hiroshimanikki
311から一週間、どこよりも早くサンフレッチェがチャリティーゲームを開催した。
暖かい。今日はバスセンターからバスでアクセス。バスの中では上着をとった。
Aシティー側の坂道を登り、くだってメイン入り口を登る。すこし汗をかいた。
登りきるとそこには募金の樽が。石橋氏もユニフォーム姿で義援金を呼びかけていた。
観戦料相当を募金してスタジアムに入る。
と、、、メインスタンド中央部はほぼ満員になっていた。
皆、サッカーを望んでいるだ。
鳴り物応援や横断幕、スタジアムの放送も一切なし。
妙に静かだ。
練習が終わり、選手が登場。
アビスパの選手にもサンフレッチェの選手にも同じ拍手が沸く。
感謝の気持ちです。
そして黒い腕章をした選手がピッチに散って動かない。
そうだね。
放送はないがスタジアムのみんなが黙って立ち上がった。
黙祷です。
一分後、小さなホイッスルでみな目を開けて、ゆっくりと座った。
さあ、試合開始だ。楽しいサッカーの時間です。
寿人、李、ムジリ、青山、和、ミキッチ、山岸、水本、中島、森脇、西川らが、アビスパの選手たちが、サッカーをしている。
今日は、内容は考えず、ただただ、いいプレーに拍手しよう。
声援のない試合。拍手だけが選手への応援だった。
途中交代の選手が引き上げてくるときも、ホーム、アウェー問わず皆拍手で称えていた。
いいプレイがたくさんあった。これは?というミスも多かった。
試合は、2−0。サンフレッチェが2つのゴールを決めた。
お互いの選手が相手チームのベンチの前に並んで礼をしていた。
ユースみたいだった。
選手が引き上げてゆく。拍手が起きる。
アビスパの選手たちが引き上げてゆく、拍手が起きた。
2試合目は、控えの選手がメインだった。
中林、横竹、トミッチ、石川、清水、丸谷、鮫島、服部、高萩、山崎、井波
アビスパは高橋秦、清水らが入っていた。
こちらは、サンフレッチェに退場がでて、それでも淳矢がPKをとる。
が、GKに阻まれる。
アビスパがセットプレーで得点。
そのときのプレーで中林がひざを痛めて原に交代。
原もナイスセービングがたくさんあった。
生きのいいプレイがたくさんあった。なんだというミスもたくさんあった。
結果は、0−1。アビスパがゴールをひとつ決めた。
こちらも最後は整列、ベンチに礼。
そしてスタンドからは拍手で今日のプレイを称える拍手で終わった。
陽が傾いてきた。
すこし黄色くかすんだ空気の中を、ゆっくりとスロープを下ってゆく人々をぼんやり眺めた。