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デリーシャス(府中町浜田)



2010/10/23 hiroshimanikki


(竜馬伝風、、、)
それはえらいことやった。そのころワシはしょっちゅうデリーシャスを訪ねちょった。そのたんびに、なんちゃーお店が改造されよる気がしとったあが、そん時はまっとこ、みごとに変化しちゅーとったんじゃ。

(こっから、ビフォーアフター風に、、、)
何度も引越しを繰り返し、府中にもどってきたデリーシャス。そのお店は、外壁は無骨なモルタル、床は傾き、テーブルを平らにするために脚を一部カットする始末でした。内装も当面の雰囲気作りに、昔のお店の布をかける急ごしらえのものでした。

(テーマソング)
ちゃららららーーらららー、ちゃららー、、、ちゃららららー、らららー、ららーー

そこで立ち上がったのは一人の匠。
頼まれもしないのにさまざまな工夫をこらし、お店を使いやすくリフォームしていったのでした。

(中略)

そして、生まれ変わったお店は、、、、

開店当初はやや斜めだったお店の床も、匠の技で見事に水平になりました。
危険だった料理の持ち運びもすっかり安全になりました。

以前は全面茶色だった入り口が、モダンな白と赤い枠にいろどられた、おしゃれなドアに一変しました。
それは、りんごの赤とデリーシャスのお店のロゴの文字の白に対比して見事なバランスと作り上げているのです。





そして、入り口が引き戸になっているのは歩道が狭くて普通のドアだと歩行者や自転車に危険になる、そのための工夫なのです。
そこにはモダンな彩とは一見まったくそぐわない、民芸調のどっしりとした取っ手がついています。それは、しかし、すべすべして持ちやすいお客様に優しい工夫だったのです。

お店にはいって店内を見渡すと、、、
なんということでしょう、ドアの上と一番奥の壁には、あの思い出の板がはりつけられているではないですか。
お店のパステル調の内装とは一見まったくそぐわない(またかいっ)和風の板ではありますが、それは、さすらいのお店の変遷の歴史を見事に再現した匠ならではの思いやりといえるでしょう。

さらに、驚くことに雑誌がおかれているのは、あの、おばあさんのミシンです。
普段は雑誌置き場としてまったく邪魔にならず、閉店後はお店のさまざまな織物が今なおこのマシンからはつむぎだすことを可能にしています。

見事に生まれ変わったお店ですが、その料理は、そう、変わることのないデリーシャスのカレーです。




フルーティーに仕立てられたルーとサフランライス、日替わりのトッピング。
そして、独特の風味であげられた鶏のから揚げは、カレーとともにこの店の伝統となりました。ゴマとマスタードと塩で召し上がれ。




<データ>
 デリーシャス
  安芸郡府中町浜田2丁目9−19
 082−287−7138
 カレーライス、ピザ、フライドチキン
 カレーパン \200
 11:30−14:00、18:00−20:30
 定休日 火曜日 P:3台


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