2009/07/22 hiroshimanikki
前回の観測から実に12年。 A氏が結構楽しみにしていた、再びこの日がめぐってきましたよ。 世の中には、皆既日食を見ようと、南の島でキャンプ生活をしながら待つ人や、わざわざ天気にいいところを探しに硫黄島まで客船ででかけるといううらやましい人もいるが、、、、しょぼい一庶民のA氏は、せめて、会社をやすませてもらって、ささやかな観測を行うのでした。 日食観測といえば、日食サングラス。直接肉眼ではまぶしすぎて見れないので必須のグッズ。A氏は前日、泥縄でそれをGetしようと回ったらしいが、結局見つからず。やむなく、ありあわせの物で観測することにしたようだ。 さていよいよ、22日。朝から広島地方はどんよりとした雲に覆われている。雨こそふっていないが、かなりの雲です。果たして観測できるのか。。。。。 それでも9時過ぎからは少し明るくなってきたようです。 やおらA氏がとりだしたのは、ノート大の板と白い紙と単3乾電池?? それを板に貼り付けて、ベランダに持ち出した。 どうやらこれを太陽に正対させるよう、電池の影がないと正対するという仕組みのようです。 双眼鏡を持ち出してピントを調整して太陽を移すと、おっと、すでに少し欠け始めているようです。 おっと、残念ながら肝心のカメラが斜めからなので、せっかく正対しても正確な形にな写りませんが、、、 次に、とりだされたのは、紙のつつとアルミホイールと輪ゴム。筒にアルミホイールをかぶせて、小さな穴を開けるピンホールのできあがり。 これも映してみると形がわかります。 その後、鏡ももってきましたよっと。しつこい。その鏡に紙を貼り付けて鏡のエリアを小さくして、それをつかって太陽光を壁に反射させています。 たしかに、形が見えます。でも穴を小さくすると光量不足で見えにくい、大きいと形がわからない、日食観測のピンホールカメラにおける不確定性原理では? とはいえ、うーん、、、A氏の観測装置ってビンボーくさい代物ばかりですね。 さて、そろそろ部分日食が最大になる時間帯。 雲がかなりかかってきました。 逆に肉眼で見るチャンス。ちょうどいいところでは、三日月状になったところを見ることができました。でもA氏、、アー、太陽が残像になっている、と目を瞑ってうなっていました。 あたりを見回すと、すこし薄暗くなっていました。 TVでは悪石島は暴風雨状態、南の船は、見事な皆既日食が見れたようです。 これはこれは、見事ですね。 広島の日食もそろそろ終わり。 A氏の観測もようやく完了のようです。 「腹減った、飯食いに行こっか!」 <データ> ・前回の観測 1997/03/09 三次にて ・広島市こども文化科学館のHP ・国立天文台のHP |
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