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ダルマガエルシンポジウム in 世羅
2007/08/25 hiroshimanikki
世羅町でダルマガエルシンポジウムというのがありまして、行ってきました。
山陽道を三原久井で降りて県道25号を北上(思ったよりもいい道です)
世羅高原も暑いのは暑いですが、風が通りさわやか。
陽射しの中でもなんとか耐えられるくらいの暑さ。
会場は立派な、せら文化センターでした。。
伊尾小学校4年生数名のダルマガエルの研究発表と消えゆくカエルという慶応義塾の福山助教授の話を聞きました。
ダルマガエルは絶滅危惧種の中でも、トップランクに指定されている。
小学生の研究からは、ダルマガエルは見た目の通りどんくさくて、ジャンプ力も同じ環境にすむとのさまがえるよりもかなり劣る。
トノサマガエルが45cmくらいはジャンプできるのに対してダルマガエルは30cmがようやくということがわかりました。ダメじゃん。
4年生の発表でしたがしっかりしています。代表チーム?と思いましたが、これで全4年生徒ですって。過疎です。
助教授(最近は准教授!?)、のお話からは世界中の両生類が絶滅しつつあるということ。
カエルって、蚊などの害虫を食べてくれるし、他の動物のえさになってくれる、生態系の重要な役割を担っているんですって。ふーん。
世界中で、湿地をつぶして開発したり、とって喰ったり、酸性雨や環境ホルモンだったり、そしてツボカビだったり、しっとりしたカエルには都合の悪い状況によりすごい勢いで減少しているらしい。
すると全体の生態系も危機に至るということなんだなあ、、、
おたまじゃくしもカエルも鳥も動物もいない世界はつまらん。
会場はすずしかった!
お昼。
184号線のHINANO BARというレストランで食事。
まあまあ良かった。けれども料理が出てくるのが妙に遅いので時間がないときは要注意。
(別途 レポート)
午後からのパネルディスカッションはパスして、世羅の周りを車で走る。
せら香遊ランド:テニスコートやらグランドやらのスポーツ設備の補助施設で食堂とお風呂がある。500円。ちなみに近所の田んぼの水路にトノサマガエル発見。
今高野温泉:お寺に隣接するが、1000円でトルマリン温泉などいろいろな温泉がある。古い門前町の狭い町並みも良い。ちなみに山の上にお堂が見える。どうやって登るの?
甲山いきいき村:地場の野菜がいろいろ。蕎麦屋が二階にあるようです(早めに店じまいする)。
文化センター近くの新しい道端の豆腐屋さん:しっかりした豆腐があります。豆腐ソフトは300円です。普通ですが暑いのとあっさりしているので美味しい。
文化センタに戻る。
まだパネルディスカッションは終わっていない。
外のヘリポートの周りは稲が既に実っている。早稲ですね。
ちなみにここにもU字の溝にはトノサマガエルがいました。
こいつらはジャンプ力があるので溝にはまっても脱出できるようだ。
ようやくシンポジウムが終わり、ダルマガエル飼育の現地見学会。
車でしばらく走って、芦田川のほとりに移動。
稲が実ってきていて、トンボが飛んでいる。
日本の原風景がここにはある。
ダルマガエルはおたまじゃくしの期間が他のカエルよりも遅く、
そのとき水田の水を落とす(中落)されると死んでしまうんだそうな。
そのため、ココでは水を落とさぬよう、溝に落ちてもいいように水をためている、そうな。
田んぼに入ったカエルはほとんど見つけにくいので、ちょっと歩いて水をためているビオトープに移動。何とか水際に座り込んでいるダルマガエルを見ることができました。
暑い中ご苦労さん。網で適当に掬ってバケツに入れても見せてもらいました。
どんくさいカエルだが愛嬌がありますね。
世羅って遠いイメージでしたが高速を通るとあっさりつけるんですね。ちょっとしたドライブにはいいです。フルーツの季節になるので、また来るかな。
<データ>
アクアハウス今高野 トルマリン温泉
露天風呂は小さいですけれども、空をみるともみじが張り出してきていて、風に揺れているのが見えます。癒されるー
とうふ工房ちだち
文化センターに向かう広い新しい道の脇にあります。
通信販売もしているらしいのですが、割とよさそうでした。
店の窓にあまがえるが張り付いて丸まっていました。
石の置物のようですが、じっくり見ると息をしているのがわかる。
せら香遊ランド
185号線の世羅高原ふれあいロードから入るのが良いでしょう。
山の上のほうにあって広いグランドがあります。
風呂は、スポーツの後の汗を流すためにあるもののようです。
甲山いきいき村
野菜がいろいろあったりします。
そういえば段原のサティにも甲山の野菜コーナーがありますね。
ちなみに外にあるお店でブルーベリーアイスを食べましたが、ジェラートでして、自分的にはちょっといまいち。