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灰ヶ峰(呉市)
2006/05/21 ando
郷原に行く機会があったので、ついでに実に久々に灰ヶ峰に登りました。
といっても車でなんですが。
栃原から神山峠(じんやまとうげ)方向に向かう。峠の少し手前に突然頂上への道路の入り口(入り口付近 Mapion)があります。
左折して呉の町側を斜めに高度を上げる車道をくねくねと登ってゆきます。
道が結構狭いのと(離合はできる)、両側からの草が伸びているので注意が必要です。
視界はというと、意外と悪くて所々にある展望台からしか呉の町を見下ろすことはできません。
もちろん頂上からはしっかり見えるので、それらはパスして、対向車に気をつけつつ頂上へ。
新緑が左右から道路に侵入してきています。
頂上のレーダーの横には車が5台くらいはとめられます。
ちょっと手前の草地にも3台くらいは大丈夫。
今回は草地において、ちょっとだけですが歩いて登りました。
頂上付近、つつじが満開。
アオスジタテハや、アゲハチョウ、蜂やらアブやらのいろいろな虫が花にたかっていました。
展望台から南側をみると呉の市街地が一望できます。
休山がぺとっとちょっとつぶれたように広がっていて、その左に広、右が呉の市街地です。
目を東に移すと野呂山(膳棚山)、さらに北には郷原・黒瀬が広がり、西には焼山が広がっています。もっとも西方面はレーダーがあったりして頂上からはちょっとよく見えません。
展望台の下を回って南側の岩場に行きました。
昔は展望台の土台になった高射砲の砲台しかなかったので(いつだよ!?)、この岩場からよく見下ろしたものです。
いまはすっかり木が生い茂っていて、見晴らしが悪くなっています。
昔は呉側の斜面の特に真ん中から上のほうは草地のようだったとおもうのですが、、、これもいいでしょう。
その昔、南風の強い、雨の日に、バイクで登ってきたことがありました。
この岩場に座りじっとしていると、風が雲を霧を運んできて、ものすごい勢いで駆け上ってゆく。
休山がまるでカーテンの向こうにあるように見えたり、隠れたり。
(雷に撃たれなくてよかった!)
少し西側には草地があって、ワラビの長けたやつやカッポンが生えていました。
柔らかそうなのを折り取って、皮をむいてかじると、ちょっとすっぱくて草のにおいがする。
腹の足しになるとか言うよりも、のどの渇きをすこし和らげてくれる気がしました。
昔は生水をのむよりもカッポンをかじったほうが良かったのでしょう。
ヘリポートはなくなって、なんかのアンテナが立っているし、
昔の米軍の通信所はなくなっているし、
そういえば呉の爆撃のあと落としていったというドラム缶(真偽不明)も
なくなっていました。
空襲についても、いつか語りつがねばならないのですが。
<データ>
灰が峰 標高737m
呉市の郵便番号も同じ737
Mapion