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チチヤスの梅林

2005/02/06 ando


 大野かきフェスティバルの帰り、道路沿いにみえるチチヤスの梅を見てきました。

 ハイパークへの手前の2号線から見える丘に梅が植えられているようです。

 2号線をまたぐ橋を通って降りると、道沿いに紅梅が咲いていました。
 梅の香がほんのりと漂っています。




 駐車スペースがあったので、そこに止めて丘に登ってみました。
 まだ少し早いのか、白梅、紅梅が満開とは行かず、ぼちぼち咲いています。


 花に鼻を近づけて、香りを楽しみつつ、歩きます。


 そういえば小さい頃、住んでいたところにも梅林があった。新聞に梅の開花を載せる写真をとるとかで、親子で梅を指差しているという構図のモデルになったことがあるそうな。梅の花の背景にぼんやりと人影が映ったその時の写真が実家にはまだある、たぶん。
 大空山(砲台山)のふもとにあった、その梅林も土砂崩れで流されてしまって今はない。

 閑話休題。昔はこんな梅林がそこかしこにあったのでしょう。
 下草を刈り、少しずつ若い木を植え、剪定することで、花を咲き、実がなり、実を取り干して、紫蘇で漬け込み、ご飯といただく。そんな風にして日本人は何百年もやってきたんだ。

 そのまたまた昔、梅は奈良時代に中国か朝鮮半島から輸入されたもので、中国文化の象徴とされたもののようです。珍しい花で今で言えば胡蝶蘭か薔薇のようなものであったかもしれません。



 この先、何百年たっても、梅の花に、目白がやって来て花をついばんでいるという光景は、見られるのでしょうか?


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