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ひろしま日記:極楽寺

2004/10/30 ando


<おそっ>
 久々にどっかいこうと思っていたら、朝は雨が降っていました。
 どうかなあ、とのろのろしていたらだんだん明るくなってくる。

 それでは、と廿日市のアルカディアビレッジに行くことに。
 ホームページを見ると割引ができるそうなので、ページをプリントしてれっつゴー。
(かなり道が狭い感じ)
 すっかり、遅くなってしまいました。

見上げると光があたったところにしだ?がはえています。枝が折れている <せまっ>
 廿日市から国道433号を北上するルート。
 すでにお昼を回っていたので、旧2号線を通って井口のでっちでラーメンを食べました。廿日市市役所から右折して433号へ向かいます。この国道、速谷神社までは広いのですがそこから先がどんどん狭くなってきます。(やはり400番台の国道はリンドウです)
 ちょっと広くなったと思ったら、ループがありました。ほー。小さいですがぐるっと回って一気に高度を稼ぎます。
 さらにゆくと七曲。相当なカーブですが、ここらは離合が難しいというほどでもありません。どんどん上っていくと谷のV字の間から広島湾が見えます。見上げると砂防ダム。すごい勾配です。土石流がきたら一気に麓まで押し流されそうに見えます。
 峠から右折。途中をさらに右折して極楽寺へ。くねくねの山道をゆっくり上っていきます。

<ふるっ>
 一番奥の駐車場に止めたら、極楽寺まで歩いてすぐです。
 山頂にほど近いところですが、太い樅(もみ)がうっそうと茂り、空に伸びています。が、台風の影響でそこかしこに樅か杉だかが倒れています。ふっとい幹を切ってごろごろしています。もらって帰って彫刻したい(やったことないけど)と思ってしまいました。ふた抱えもあるのでとてもじゃないと動かせませんけど。

 駐車場は本堂の裏手にあたるため、奥の院が手前になります。樅の原生林のなかでちょっとうすきびわるい雰囲気です。
 本堂の周りにはもみじが植えてありきれいに紅葉していました。県の文化財でもある本堂は痛みが激しいのか、ひえだぶきの屋根にはシートがかけられ、周囲には足場が組まれていて痛々しい限り。

奥の院への上り口を見上げる 裏手のもみじ なぜか巨大なかえるがいます

<たかっ>
 ちょうどこの日はお茶会が開かれているようでした。何でもでかい茶器をつかった珍しいお茶会だとか。ふーん。

 少し歩くと展望台。山頂は693mらしいのでここらあたりでも680mくらいはあるのでしょう。数字以上に高い。
 廿日市が一望できます。向こうは似の島でしょうか。

檻にはいっている本堂 南方向が開けている展望台 廿日市大橋方向

<でかっ>
 引き返して、蛇の池に行きました。周囲を遊歩道が通っています。
 こんな山の上に池があるなんて不思議な感じ。周囲の樅や樫の木々の保水力って偉大なものです。

 池に張り出すようにデッキが作られていて、そこからはすの葉がよく見えます。
 池の中にはこいが大量にいます。デッキに上がるとえさを求めて群がってきます。
 錦鯉の下に黒いフナだかこいだかがこれまた泥と同じ色ですがわんさかいるようです。 この鯉、ものすごくでかいのがいます。胴回りがすごいんだ。

 ちなみに、亀もいます。鯉のほうが亀よりも強くて、亀は押しのけられながら泳いでいます。



<はやっ>
 管理棟の駐車場の桜が咲いているようです。
 引き返して確認すると、桜も倒されていて、瀕死のよう。ハッパがむしりとられると花が秋に咲くことがあると以前聞いたことがあります。痛々しいものです。



<あるかでぃあっ>
 いい加減時間がかかりました。引き返して温泉に入ることにしました。
 駐車場はほぼ満杯でしたが、宿泊所の端に一台あいていてとめました。

 入り口で自家製の奈良漬を売っていたので、かなり辛い(これが本当は普通なんだけど)けど、うまい、というので買って、いよいよ、本番のお風呂です。
 ネットのプリントを渡して、大人500円で入ることができました。



 思ったよりも狭い。脱衣所のロッカーもそんなにたくさんはありません。
 湯船もメインのひとつと、外の露天風呂だけ。(塩素臭が結構きついのが温泉という感じからすると残念なところです。)
 メインの湯船には寝湯とか泡風呂コーナーがありまして、空いていたのでゆっくりとぶくぶくさせてもらいました。
 打たせ湯もあるので、ボタンを押して、しばらく肩やら背中やらにお湯を当てます。
 しゃがむと勢いが増すのがわかります。(ポテンシャルエネルギー、パワーアップ!)
 外は夕日が射す田舎の畑。お墓、柿の実、だいだいの実、ススキ、山並み。
 清く正しく懐かしい、田舎です。
 難は結構塀が高いので、露天風呂につかりながらは外の景色が見えないことです。が、なんもないといえばなんもないので、これでもいいのかな。

<こらっ>
 かなりゆっくり湯に入ってからあがりましたが、連れはまだまだのようです。
 休憩室があります。畳の上で横になりつつアイスをくってたら、子供がどんどん走り回っていました。響きやすい床のようではありますが、それにしてもひどい。そこかしこで横になっている人もいるというのに親もお祖母さんもまったく注意しません。あーあ。

 帰りにレストランをのぞいてみると、メニューは結構安そうです。時間帯がもう少し遅ければ食べて帰るのですが、ちょっと早いな。

マップ 奥には体育館もある 休憩所 静かにしましょう ロビー でっかいこまみたいなオブジェクトもある(廿日市HP参照のこと)

<まとめっ>
 小一時間で来れるところにこんなに山の中っぽいところがあるとは。
 蛇の池にはキャンプ場もあるので、夏場はキャンプもいいかもしれません。ただし井戸水のようなので飲料水は忘れずに。

 アルカディアビレッジへは道が狭いのが難ですが、ゆっくり行けばいいでしょう(近いし)。車がなくても廿日市駅から無料送迎バスがあるんで、それを利用すれば500円で温泉に入れるというのは結構割安。それほど充実した浴場ではありませんが、人が少ないのでゆっくりできます。
(もう少し古くなっているのか、かびっぽくなっているところもあるようですが、自分としてはあまり気になりませんでした。)



<データ>