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志和掘 ホタルまつり

混雑する交差点、交通整理なし!?

2004/06/05 ando


 梅雨もいよいよ本番。鬱陶しい雨空ですが、そう!ホタルの季節でもあります。

 子供の頃(ずいぶんと昔になりますが)既にホタルは近所ではお目にかかれない珍しいものでした。
 ある夜、草のはいった虫かごを親父が持って帰ってきました。電灯を消すと薄い緑色の光がいくつか見えました。それがたぶん生まれて初めて見たホタルでした。
 その後、大人になって三次で勤務してた頃、アパートの裏の水路でホタルの明滅を見たときは、妙に得したような気がして嬉しくなりました。

 久しぶりにホタルを見たくなり、志和掘のホタル祭りに行ってきました。
 駐車場はいっぱいで地元の消防団?の方々が、近所の空き地に案内してくれていました。ご苦労様です。街灯も覆いされていてホタルがよく見えるように配慮してありました。

志和口方面、田んぼに残照が映る 田んぼの間の用水路のような、半川


 しばらく歩くとお酒を売っている所に出ました。蛍舞という銘柄を出している千代乃春酒造(創業250年!)でした。そこのすぐ前を流れている小さな小さな半川という名の川が、ホタルの生息地です。

千代乃春 千代乃春の酒造


 日の長いこの季節なかなか暗くなりません。
 志和掘小学校の祭り会場を一回りするうちにホタルがよく飛ぶという午後8時になり、ようやく暗くなってきました。


志和掘小学校のステージ、かなり人が多い なかなかダイナミックな研究報告ボードです 水車もあるのだ

ホタルってうつらないのよね。右下がそれなんだけど  肝心のホタルですが、すごくたくさんというほどではありませんでしたが、川沿いのそこかしこに草の葉の上で光ったり、川に光を映して飛んだりしています。
 ふっと近くに来るのを捕らえると、手ひらの中で弱々しく光ったあと、思いがけずすばやく飛んで逃げていきました。

 この志和の他にも瀬野川や黒瀬・野呂山、湯来町などまだまだホタルはいるようです。
 子供達の世代にもホタルの飛ぶ川と自然を伝え守っていきたいですね。
 (広島ガイドへの記事より 2004/06/10)


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