白島北町倶楽部 祥嗣
2003/06/14 ando
広島駅前から(旧)54号線に抜けるにはいくつかの道筋があります。
一番分かりやすいのはそのまま城北通りを走って横川まで行き54号にぶちあたるのも。うちが良く使うのは、常盤橋をわたって白島線のところを右折してさらに牛田大橋南詰を左折して安田女子(小中高!)前から北大橋を通るコースです。
(ちなみに、この北大橋を渡って右折し大芝公園方向に行くと、Ca Sent Bon やらヴィレッジベーグルとかげんこつラーメンとかがあります)
だが、安田女子の交差点ではかならず信号待ちにあってしまう。そのわずかだが確実な手持ち無沙汰の間に目に入るのが、「祥嗣」 という看板です。良く見ると「白島北町倶楽部」というお店らしい。ふーむ。特に会員制でもなさそうだし、これは一度行かなくてはなりません(小枝風に)
駐車場はお店の手前にありました。車をとめてお店に。お店の前にあるメニューを見ると、フレンチ風らしい。夜は高そう。我が家の家計では昼しかないと断言しましょう。
はいるといきなり壁があってちょっとくねくねして店内に。車通りが多いので工夫された構造のようです。
店内は暗くて静かな感じ。椅子は赤いビロード(風?)で2昔前の喫茶店のよう。実は結構好きだったりします。奥の一番あかるいちいさなテーブルには年配のご夫婦が静かに食事をされていました。カウンターでは常連と思しきマダムが雑誌をめくっていて、あとから入ってきた背広の紳士がカウンターの窓際の方に座ってシェフと挨拶を交わしていました。あのひげの親父(失礼)が、シェフの祥嗣さんに違いない。
(カウンターに水槽があって中に海老がいますが、これは好みではない。無いほうが雰囲気が良いのでは?)
給仕のおばさんがちょっとぶっきらぼうに注文を取りに来ました、やな予感。
予定通りお昼の定食(魚とチキン)とステーキ定食を頼みました。
ほうれん草とわさびをところてん?で固めたようなやつがでてくる、不思議な食感。
次はサラダ。それほど切り刻んだ野菜はきれいではないんですが、花びらが添えてあったりしてそれなりに気を使っています。
スープはコーンポタージュ。ひさびさにスープらしいスープを飲んだ気がしました。グッド。
メインは、大きなお皿に盛られてきます。お肉には大根すり、紫蘇の葉がのっていてさっぱりしているし、焼加減もよろしい、量もかなりある。お魚とチキンも必要以上には手が込んでいなくて、しかし味付けはしっかりしている。付き合わせの野菜もナス、ししとう、たまねぎ、しめじ、こんにゃく、わらびなど種類・量ともに豊富。
なかなかいいですね。デザートのケーキはいまいち。上に「ぐいみ」がついていましたが心配した通り少しえぐかった!
全体的にはけちけちしない分量としっかりうまみのある食事です。繊細さにはかけるものの大人の食事をするにはいいと思います。
<データ>
白島北町倶楽部 祥嗣
広島市中区白島北町3-1カワセビル1F TEL:082-221-0828
11:30〜14:00、17:00〜21:30(LO) 定休日:火
アストラムライン 白島駅下車すぐ
お昼の定食 1600円
お魚の定食 2500円
ステーキ定食 2500円
からだにやさしいミニコース 3500円