じねんじょ倶楽部

4階の入り口にほのかに

2002/07/03 ando

 危険物取り扱い免状って10年ごとに写真をはりかえることになっている。ということでまじめに申請にいってきた。

 更新には収入証紙がいるんだけどそれは県庁かどっかで買ってきてくれということなので、、、消防署によっていくことにした。危険物とくれば消防ですからね。
 消防署って普段は暇かと思っていたら、事務所では防火の打ち合わせとか、近所?の商店の申請処理とか?で結構忙しそう。収入証紙などめったに取りにこないのかもたつくかなあと思ったが、意外にさっさと出てきた。
 で、事務所のある林業ビルへ。10年前の試験のとき以来だ。そのときは消防署などから試験官がきていたが、今日は事務所は閑散、奥のほうにおっさんがいるのと、受け付けで女性が一人でたっきりのようだ。
 実は張り替えなくても罰則などはないらしく、、、、じゃほっときゃよかったんかい!

 街に出たついでに昼飯を、食うことにした。
 以前からいってみたかったじねんじょ倶楽部。嫁さんはとろろは嫌いなので、一人で行けるこんなときがチャンス。

何気なくおかれた表札 どんどん上ってください。足の悪いお年よりはちょっと苦しい 和室の角


さっと出てくる暑いほうじ茶
 場所は立町、ふーん、こんな身近なところにあったんだ。
 4階までのまっすぐい階段を上る。ちょうちんがぼんやり。入り口で靴を脱ぐ。スリッパであがる。すぐ畳の部屋になるのでここでスリッパをぬぐ。(スリッパいらないね)
 その日、最初のお客だったんで、どこでもどうぞ、といわれた。混んできてもしらねーぞ、と思いつつ扇型の机の一つに腰掛ける。ベランダに草が植えてあって、床の間には掛け軸、コーナーには蔓があしらってある。わびさびじゃ。



 夏休み、友達の家に遊びに行ったら、ちょっとでかけているけどすぐ帰ってくるからまっててね、とおかーさんに言われて客間にちょこんと座って待っているときのような、、、ちょっと懐かしくてくすぐったいような。

 さて、黙って座ってもでてくるお昼の定食。おひつに入った麦飯と丼いっぱいのとろろ、白身魚を焼いたの?、ナスの白味噌田楽、とろろを短冊に切ったもの、そして香の物。



網戸、すだれ、竹の植え込み、これで風鈴と蚊取り線香があれば、、、 低い椅子に腰掛けて扇型のテーブルで食する。子どもは連れて来たくない。

 とろろはいっぱいあるのでご飯を少なめにしないと茶碗からあふれてしまう。青海苔とネギの薬味のかすかに効いた。昔、いっぱい食って口が痒くなったのを思い出した。
 どれも自然な味わい。おひつのご飯全部食べられるかとおもったけど、あっさりおなかに入った。漬物も何種類も合わせてあって楽しい。



 後から、有閑マダムっぽい人たちが入ってきて、割と大きな声で話し出したのにはちょっとまいったが、、、そうですね。たまには油分の少ない昼飯を静かにくうってのにはいいですね。

 勘定をはらうとき、いかがでしたか、と声をかけられた。
 なんでも何週間かごとにメニューが変わるということなので、次は2週間後らしい。7月20日頃にはまた食べに行こうかな。

<データ>
 麦とろの店 じねんじょ倶楽部 082-242-6699
  広島市中区本通2-2
  11:30〜14:00 日祝休
  昼の定食1,260円


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