自家製天然酵母&石窯パン ル・サンク

お宅兼工房

2002/03/10 ando

リストアステーションでの直売  節分草まつりで、総領町へ。総領とくれば、ル・サンクですね。

 リストアステーションの節分草まつりの会場でもル・サンクのパンが売られていましたが、、、すぐに売り切れていました。会場の客層は初老の夫婦ってのがおおいんですが、そういう年齢層でも有名になっているんでしょうか。
 もうすぐ焼きあがりますよってんで、奥さん?といっしょに工房・自宅までお邪魔してみることにしました。

曲がり角、山すそを登ってゆく
 車でちょっと走って左折、山の中に上って行きます。想像していたよりも道はよくて舗装されているし離合もできます。

風車と看板
 しばらく上ると古い民家がそこらしい。家の庭の前に看板がありました。ペットボトルの風車がからから回っています。屋外にも窯があります。

 ちょうどパンが焼きあがるところで、ご主人が窯からとりだされていました。
 一度にたくさんは焼けないようです。またすぐトレイに入ったパンを焼き始められました。


窯の温度が安定するまでが大変 窯にいれるまえのパン 結構狭いんですね

 奥さんと少しお話をしたのですが、なんでこんな山奥に?
 その答えは窯と薪。近くの山で伐採された木の残りなどを入手され、それを薪割りして燃料にしているそうです。なるほど、薪だと煙がでます。人家のそばでは迷惑がかかるので、だめなんだそうです。
 最初に窯に火がまわって温度が安定するまでに3時間、たいへーん。
 天然酵母の熟成するタイミングと窯の温度が合わずにだめになってしまったこともあったそうです。気温、薪の種類・湿気、火力、風、すべて熟練と勘が必要なんですね。
くるみぶどうパン

 もともと横浜の方にすんでおられたとか。天の川の見える夏の夜空、屋内の洗濯物も凍る冬の朝、春は節分草・おおいぬのふぐり・杉花粉(^_^;)

 パンの焼きあがるちょっとの間、ご主人(長谷川さん)ともお話ができました。
 この冬は雪は大きいのは2回、前の道は以外に日当たりがいいので雪もとけるんだそうです。ただ山道は凍結しているので所々のコーナーでスリップしたりするのでやはり気をつける必要があるようです。
 夢プラザへのだしているんですが、もっとたくさん持ってきてくれという要求もあるようです。でも2月は売れ残ってしまったようで天気の関係もあったりしてあたりはずれがあるんですって。やはり大きな会社とはちがって大変な苦労があるんですね。

パウンドケーキ
 さて、下の会場でうりきれちゃうまえに、ここで焼きたてパンを購入。
 パウンドケーキ(¥1000)、素朴な甘さで御茶請けには最適って感じ。
 食パンは400円のと500円のがあっていずれも自家製天然酵母(干しぶどうから抽出?)独特の酸味があって深い味わい。北海道?の国産の小麦つかっている。
 胡桃葡萄パン(小550円 大800円)が切り出して焼いてバターをつけて食べると香ばしくていいです。これが一番好きかなあ。


 今度は3月24日、本通りの夢プラザで販売があるようです。パウンドケーキ、買いに行こうっと。
(PS.子供のトイレまで貸していただいてありがとうございました。)

節分草 <データ>
自家製天然酵母パン   ル・サンク
 〒729-3711 広島県甲奴郡総領町 大字五箇字上野289
 Tel&Fax: 082488-7936



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